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弁護士への相談(随時アップデート)

ここでは、弁護士に相談するときの手順について書いています。ただし、これを執筆している時点で、筆者の経験はかなり限定されています。筆者は弁護士のところにはまだ数回程度しか行った事がなく、相談した人数も片手で数えられる程度で、本格的な裁判も未経験です。なので、ここに書かれている情報は完全なものではないことを、あらかじめお断りしておきます。また、ケースによってやり方が大きく異なるため、やるべきことをその都度手探りで考えながらやることになると思います。
 
1 弁護士に相談するメリット
・論点ややるべきことがクリアになる
 弁護士という専門家にすることで、何が問題になっているのか、解決するにはどうすれば良いのか、客観的かつ効率よく整理してもらうことができます。
 
・精神的にも少しラクになる
 曖昧な状態というのは無駄に体力や気力を削るものです。弁護士に相談して何をすれば良いのかがクリアになると、気持ちも少しラクになることが多いです。
 
2 弁護士の使い方
・弁護士ドットコムが最も便利
 これを書いている2021年6月時点で、最も便利なサイトが弁護士ドットコム「https://www.bengo4.com/」です。「弁護士検索」「弁護士Q&A」「解決方法の検索」等の多くの便利なサービスがあります。まずはこのサイトをざっと眺め、自分の事例に近いケースがないか軽くで良いので探してみて、どうすればいいか、大まかなイメージをつかんでおくのが良いと思います。無料でもかなりの情報が手に入りますが、有料会員(月300円)になると、全ての弁護士Q&Aが見れたり、一括見積もりができるようになるなど、より便利なサービスを利用できるようになります。
 
・迷ったら相談
 自分の身に起こった事件は大した事ないんじゃないか、相談に行っても相手にされないんじゃないか、と不安になると思います。ですが、弁護士の相談はコスパがかなり良く、1時間の相談で、単に法律の話だけでなく、解決に向けてどう動けばいいか、多くの実践的な知見を得ることができます。迷ったら相談、それも早いうちに相談しておいた方が良いと思います。
 
・1時間1万円の相談が基本
 弁護士を使う上で一番便利なサービスは、1時間1万円が相場の「相談」です。裁判までやらずとも「相談」→「言われたことをやる」→「相談」→、、、のサイクルを何回か回すことで解決できる問題はかなり多いです。相談するには、あらかじめ目星をつけておいた弁護士事務所に直接コンタクトを取るか、あるいは弁護士ドットコムなどのサービスを通じて、アポを取ります。
 
・微妙だと思ったら他の人にも当たる
 弁護士は個人差が大きいです。もし自分に合わないと感じたり、少し時間に余裕があるのであれば、1人だけでなく複数の弁護士に相談し、助言を比較してみることも有効だと思います。
 
3 弁護士の相談の流れ
(1)相談の前にやること
・事実関係や証拠の整理
まず、事実関係の整理をしましょう。「◯年◯月◯日 ××される」のように、「日付」+「出来事」を起こった順にどんどん書いていきます。そして、当日は弁護士にその紙を見せながら、時系列順に、適宜口頭で細かい部分を補足しつつ事実関係を説明するとスムーズです。また、メール、メモ、音声等の証拠がある場合は、あわせて証拠の整理もやっておきましょう。音声の文字起こしはマストではありませんが、やっておくと相談の時間を有効に使うことができます。
 
・まずは自分なりに下調べをする
事実関係の整理と並行して、自分の身に起こった事件が関係してくる法律は何か、会社に対して何ができるのか、等についてざっくりとで良いので弁護士ドットコムやグーグル検索などで下調べをしてから相談に行くとスムーズだと思います。
 
・どの弁護士にお願いするかを調べる
弁護士には得意分野があります。弁護士ドットコムで検索するか、得意分野でググると良いでしょう。
例えば、
 パワハラ・セクハラの場合 → 「パワハラ 弁護士」「労働問題 弁護士」
 公務員の場合 → 「公務員 労働 弁護士」
 刑事告訴を考えている場合 → 「刑事事件 弁護士」
できれば、その弁護士の評判や、過去に担当した事件の一覧等を経歴書を見て、その弁護士の強みが自分のケースに合っているか、チェックしてから行くと良いでしょう。
 
(2)相談の後にやること
・記録の作成
 相談が終わったら、忘れないうちに、弁護士に何と言われたのか、できるだけ細かく備忘録を作っておくと良いです。
 
・後はやれと言われたことをやる
 弁護士から「会社の〇〇という書類をコピーしておいて下さい」「メンタルヘルスクリニックを受診して診断書を取っておきましょう」あるいは「この調子で証拠を集めつつ、もう少し様子を見ましょう」などと言われると思います。これを着実に実行していきましょう。
 
4 海外にいる場合
 海外に駐在している場合、日本人社会が狭かったり、専門家が身近にいなかったりで、悩みを抱え込みがちになるケースが多いと思います。ですが、弁護士の中にはZoomやチャット等で遠隔地からの相談を受け付けているところも多いです。「弁護士 遠隔」等で検索してみると、多くの弁護士がヒットすると思います。